シングルカスクとカスクストレングスとは、どういうウイスキーでしょうか?
※入門者向けの記事です。全然ひとくちメモじゃなくてすみません。
シングルモルトを前提に、例外的な物を無視してお話します。
シングルカスク(SINGLE CASK)とは、SINGLE(ひとつ)のCASK(樽)ということで、一つの樽の原酒のみをボトリングしたという意味で、シングルバレル(SINGLE BARREL)も、ほぼ同義語です。
要は、原酒同士をヴァッティングしていない(混ぜていない)ということです。
カスクストレングス(CASK STRENGTH)とは(※本当はストレンクスの方が正しいんじゃないかという議論は置いておく)、CASK(樽)のSTRENGTH(濃度)ということで、樽に入っていた状態のままのアルコール度数を指します。
一般的に大量に流通しているシングルモルトの場合は、40%、43%、46%程度にまで、原酒に水を加えてアルコール度数を落としているのですが、カスクストレングスの場合は、樽から出してからボトリングするまでに水を加えず、アルコール度数を落としていません。
ここで誤解されやすいのが、シングルカスクのシングルモルトが、すべてカスクストレングスなのか?と言われると、実はそうとは限りません。
もちろん、シングルカスクで、かつカスクストレングスのものもありますが、シングルカスクですが、46%や50%などに加水してあるというのは、全く珍しくありません。
代表的なものとては、ハンターレインのOMCやダグラスレインのオールドパティキュラーなどは、特別な物を除いて、通常のリリースでは、加水して度数を落としています。
また、別の誤解としては、複数の樽をヴァッティングしている物よりシングルカスクの物のほうが、その味わいが優れているというふうに思い込んでいる方がいらっしゃいますが、必ずしもそうとは言えません。
もちろん、特に秀でたものをシングルカスクとして、リリースされているという場合はありますが、樽同士をヴァッティングしているものが悪いかと言われると、そうとは限らず、極端な例ではありますが、往年のサマローリは、ヴァッティングが見事に成功した代表格だと言えます。
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