シングルモルトウイスキーの本当の初心者にオススメする本は、新しいムック本。
※著者のお名前は、敬称略で表記します。
※本のリンクはAmazonへのリンクです。アフィリエイトではないので、好きなところで買ってください。
シングルモルトウイスキー初心者に推薦する本はなにか聞かれることが、しばしばあるのですが、はっきり言って、最近の写真がたくさん入って、読みやすく作っているムック本のようなもの(※雑誌と本の中間的な存在)に関しましては、よく出来ているのですが、参考文献が同じで、構成や内容が似たものも少なくないので、最初に読む本に関しては、大型書店で、出版日が新しく、写真やイラストや自分が興味がありそうな情報が載っているものを買われればいいと思います。
読んでいて、写真を見ていて楽しい本であるということが非常に重要です。
強いて言うなら、最近はボトルの終売や新しい蒸溜所の建設など、情報の変化が大きいため、できるだけリリースが新しいものの方が望ましいと思います。
いくつか、オススメしたいものがあるはあるのですが、発刊から数年立っていて、少し内容が古かったり、絶版になっているものもあるので、敢えて、ムック本に関しては、どれが良いとは申しません。
ポイントを整理すると
- 写真や図解が多く、見ていて楽しい。(特にボトルの写真や蒸溜所の写真が多いものが望ましい。)
- 発売日が新しい。
の2点を念頭に置いて選んでみてください。
内容が、デタラメで読むに耐えないというほど酷い内容のものは、このご時世、ほぼ無いと思いますので……。
最初から、気合を入れて、難しく分厚い単行本や専門書を読もうと思うと、なかなかハードルが高いので、最初は、雑誌感覚て気軽に楽しめるものを探してください。
尊敬するギタリストの方が仰っていることですが、
『初心者が購入すべきギターは、楽しくて、練習がしたくなるギター。』
なのだそうで、いくらいいギターでも、弾きたくない、弾いていて楽しくないギターは、良いギターではないないのです。自分が好きだと思うもの、自分に合っているものを選ぶことこそが、肝要ということです。
これは、きっとどんな分野でも大事なことだと思うので、ついつい楽しくて、読み込んでしまうようなムック本を探されていはいかがでしょうか?
もし、ムック本をどうやって探せばいいかわからないという方や、近くに大型書店が無いという方には、単行本ですが、下記の本がオススメです。
シングルモルト&ウイスキー完全バイブル(ナツメ社)
肥土伊知郎 (監修)
こちらは単行本なのですが、写真や図解も多く、非常にわかりやすいです。
監修は、イチローズモルトで知られる、ベンチャーウイスキーの社長である、肥土伊知郎(アクト イチロウ)氏が監修されていることもあり、安心して読むことができ、また、リリースが2017年8月と新しい点もオススメの理由です。同社のブランドアンバサダーの吉川氏も、モデルとして登場します。
痒いところに手が届いた本で、初心者の方からよくある疑問にも丁寧に答えられていますし、酒屋でのウイスキーの購入方法やバーでの楽しみ方、飲み方に至るまで、幅広く網羅されていて、本当に気が利いた内容になっています。
好みはあると思いますが、まず、コレ1冊さえあえれば、初心者の方は、まず安心ですし、そこまでマニアックに知りたいと思われない方は、当分この1冊で十分です。
むしろ、専門的な内容にも優しく触れられているので、これらをすべて覚えたら、立派なウイスキー通です。
1,600円+消費税ですが、それ以上の価値がある本だと思います。
もし、迷われるようでしたら、まずは、こちらの本をオススメします。
つぎの段階で読むべき本は?
『シングルモルト&ウイスキー完全バイブル』だけでも、十分な内容なのですが、より理解を深めて、ステップアップするために読んでおいたほうが良いと思う本は、下記の2点です。
製造過程や歴史などについて、難しいところや興味がないところがあれば、読み飛ばしてもいいので、まずは、一冊を読み切るということが大切だと思います。
最初は、みんな、知らないことやわからないことがたくさんあるので、全部を理解しようと思わなくていいので、気軽に読んでみてください。
もし、わかりにくい部分や掘り下げたい内容があれば、パソコン・スマホで検索すれば、だいたいのことは写真や情報が出てくるので、補足することが可能です。
新版 シングルモルトを愉しむ (光文社知恵の森文庫)
土屋 守 (著)
こちらは、ウイスキー文化研究所 代表の土屋守氏の著書。
スコッチのシングルモルトに興味があるかたは、まず、こちらを読むのが良いと思います。
スコッチの歴史や文化、各蒸留所の話や製造に関して、一通りのことが、この一冊に凝縮されています。
ポケットやカバンに入れて、携帯しやすい文庫本サイズで、軽快な文章で読みやすため、サクサク読みすすめられます。
日本ウイスキー 世界一への道 (集英社新書)
嶋谷 幸雄 (著), 輿水 精一 (著)
次に、こちらは、サントリーOBのお二人の嶋谷 幸雄氏と輿水 精一氏が書かれており、特に輿水氏に関しては、NHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演されたこともあり、ご存じの方も非常に多いと思います。
こちらは、ジャパニーズウイスキーの作りての立場から、ウイスキーの歴史やウイスキー製造工程について、詳しく解説されています。
ウイスキーの製造工程に関しては、初心者には正直難しいことが多く書かれていますが、深くウイスキーの製造工程について理解するには、うってつけの本です。
こちらは、Kindleでも読めるので、スマホで、空き時間に読めるのがありがたいです。
ウイスキーの本を読んだあとにすべきこと・気をつけるべきこと
ウイスキーの本を読んだあとに、すべきことは、まず、ウイスキーを飲むことです。
これが、まず、基本です。
知識先行というのは、望ましくないので、実際に、本の中に出てきたボトルや蒸溜所のウイスキーを飲んでみましょう。
そして、本に書いてある味の解説やテイスティングノートと自分の感想とのすり合わせをしていきましょう。
そうすることによって、香味の表現の仕方が少しづつですが身につきますし、記憶をしやすいです。
次にすべきことというか、出来たら望ましいことは、蒸溜所見学です。
製法に関しては、いくら文字や写真で解説されていても、実際にものを見ないとスケールや香りや温度、雰囲気を感じることが出来ないですし、頭にあるものを実際に見ることによって、疑問も解決できますし、より深く理解が出来ます。
また、ウイスキーをどんな人達が、どんな思いで作っているのかを知ることも大事です。
大手の蒸溜所の場合は、作り手の姿や思いを垣間見るチャンスはなかなかないですが、少しでも、それを知ると、自分自身のウイスキーへの愛情や思いみたいなものが、より強くなると思います。
蒸溜所までの移動に、お金も時間もかかるので、そんな簡単にとは行けないとは思いますが、ぜひ、出張や旅行のタイミングで、いずれかの蒸溜所の近くに行く場合は、ぜひ、蒸留所の見学をしてみてください。
事前に、予約が必要な蒸溜所が多いので、事前に、ホームページなどで情報を収集して、然るべき手続きを踏んでから蒸溜所に伺うようにしてください。
そして、最後に気をつけて頂きたいことは、本で学んだ知識を人にひけらかすようなことは避けてください。
とくに、バーで、非常に難しい質問をバーテンダーの方にしたり、後輩や他のお客さんに知識を披露するようなことは、みっともないので慎みましょう。
うんちくを披露するのは楽しいと思いますが、度が過ぎると無粋ですし、知識は、自分がウイスキーを楽しむためと、人にウイスキーの魅力を伝えるために活用してください。
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